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MLスカウト日記 #1 イタリア代表 レオナルド・スピナッツォーラ

レオナルド・スピナッツォーラ(Leonardo Spinazzola, 1993年3月25日 - )は、イタリアフォリーニョ出身のサッカー選手イタリア代表ASローマ所属。ポジションはDF

ja.wikipedia.org

 

 

●エピソード・ニュース(真実)

インテルに足の負傷歴を理由に移籍を断れた経験を経て、精神的に成長したとのこと。

web.ultra-soccer.jp

 

●エピソード・ニュース(嘘)

サッカー好きの少年は隣町の公立中学フォリーニョ第1中学(略称:フォリいっちゅう)に進学。地元では有名な進学校に、彼を医者にしたかった両親が無理を言って入学させてもらったのであった。

中学2年の春、親からの期待をプレッシャーに感じた彼はある宣言をする。

「僕はあの時両親に言ったんだよ。中学2年のうちに学年で1位になると。今考えてもどうかしてると思うよ。なぜなら当時僕は下から2番目だったからね。」

次の日から必死で勉強したが、なかなか成績は上がらないまま時が過ぎた。

中学2年の最後のテスト、彼は大きな過ちを犯した。

カンニングだ。

しかし結果は学年153人のうち50位。

彼は落ち込み、そして反省し、両親に期待に応えられなかったこと、カンニングをしてしまったことを素直に話した。

両親はカンニングをしたことについてはひどく怒ったが、正直に話したことについて褒め、励ました。また、自分たちがプレッシャーを与えていたことを深く反省し、彼に謝罪した。

「父には殴れられると思ったよ。なのに父は泣きながら抱きしめてくれたんだ。」

その後、彼は両親からの期待をプレッシャーに感じることなく、大好きなサッカーに打ち込むことが出来た。また勉強にも真摯に取り組み、中学3年には自力で学年20位にまで上り詰めることが出来た。

そんな彼が過ちを犯し、その後の人生を変えたテスト。

実はこの話には続きがある。

彼は当時教室の左端の一番後ろに座っていた。しかも周りは不良や出来の悪いオタクばかりだった。

では、何故当時50位になることが出来たのか?

なんと彼は先生の目を盗みながら、時には立ち上がり、時には教室前方まで走ってクラスの優等生の解答を見て回っていたのだ。

彼の左サイドバックというポジション、広い視野、そして90分間フィールドを縦横無尽に動き回るプレースタイルはこの時から出来ていたのかもしれない。

 

嘘ですけど。