特集「携帯ゲームは何を買うべきか?」
携帯ゲームが凄く流行ってる。気がする。気になる。欲しい。
人が使っていると欲しくなる、というのはあまりない性分なのだが、ゲームに関しては別腹だ。出来ることなら全部欲しい。子供みたいな事を言ってはいけない。でも、心が子供なのだからゲームが欲しい。矛盾。
とにかく、今携帯ゲーム機が欲しいのだ。
何を買うべきか、google先生に聞いてみたが、いまいちわかりやすくまとまっているものがなかった。じゃあ愚才がまとめられるのか。愚問だよ。私には細長い瓶に入った飴を木の枝で取り出す事ぐらいが限界。チンパンジーの私には無理。
というわけで今回は一定の基準に従い、「携帯ゲームは何を買うべきか?」について答えを出したいと思う。方法は簡単。amazonで各ゲーム機で本体のレビューと、レビューの高いソフト上位3作品を抽出し、それぞれの特徴を見ていく。
※上位と言ってもレビュアー1人だけの星5つのくせに偉そうにトップ女優面をする剛力彩芽は除外したいので、星4.5からカウント。ランチパックの悪口言う必要あったのか?
3DS (LL)
まず本体は3DS LLが人気。レビューを見ると、画面が大きくてバッテリーも通常の3DSよりも多少長持ちするようだ。
【3DSLL】3DSソフトで遊ぶ場合 3.5~6.5時間
DSソフトで遊ぶ場合 6~10時間
DSソフトで遊ぶ場合 5~8時間
ただし、重さが約100g違うため、LLは寝ながらするのには向いてないよう。要注意だ。ちなみに値段(希望小売価格)は3DSが約1万5000円に対してLLは1万8900円。個人的には買うなら、携帯しやすさも考えて軽量の3DSのクリアブラックかなと思った。
互換性についてはDSのソフトは使えるが、ゲームボーイや、ゲームボーイアドバンスのソフトを入れて遊ぶことは出来ない。ただし、一部ソフトをダウンロードすることが出来る。
ソフト ベスト3
- 「とびだせ どうぶつの森」
- 「トモダチコレクション 新生活」
- 「スーパーマリオ3Dランド」
特筆すべきは、上位2つである。
1位の「とびだせ どうぶつの森」は自ら村長となって村を少しづつ作りあげていくゲーム。花に水をあげたり、色々なアイテムを集めたり、毎日ちょっとづつやれるのが魅力だそう。「水をあげなくて良いから楽ですよ!」と言われた観葉植物を一瞬で枯らした私には無理そうだ。と思ってレビューを見たら、日課のようで苦痛だと言う人がやっぱりいた。
2位の「トモダチコレクション 新生活」は仮想世界で結婚をしたり、子供を生んだりと第2の人生を歩めるゲーム。仮想世界にも関わらず、温かみのある世界観が人気だそう。高評価のレビューには「不妊症の妻にやらせたら毎日画面に向かって微笑んでます」なんて、人生経験の浅い私はどんな顔したら良いかわからないコメントまで。本当の自分の子供のように思えてくるということなのか、かと思えば、反対に「腹の減ったペットに餌をあたえるかのよう」とドライな人もいる。
結論。3DSは任天堂らしい「誰でも出来る」ゲーム。だから、初めてゲームをやる人でも楽しく出来る。毎日ちょこっとやれば楽しめる。ただ、根っからのゲーマーや仮想世界での生活に慣れているネトゲ廃人なんかには、物足りなさを感じるゲームやも。自分が純粋だと思うなら買い。
PSP (VITA)
本体の人気はPSPもPSP VITAも同じようだが、レビューをのぞくとVITAに軍配があがりそうだ。画質、操作性、ロード時間、どれをとっても後継機であるVITAが当然高い。しかし、金額がPSPの1万3800円に対してVITAは約2万円、差は3DSの2機種間以上。これは悩みそうだ。その証拠にPSPは淘汰されず、今も現役で販売されている。
気をつけないといけないのは3DSと違い、両機種に互換性はない。PSPがUMDというディスクを使用し、VITAはカード型を使用する。とは言っても、PSPのソフトはダウンロード版としてラインナップされており、もし既にUMDソフトを持っている場合は「お手頃価格」でダウンロード出来るそうだ。無料でない所がソニーらしい。
個人的にはロード時間が短いという点でPSP VITAのブラックあたりがベストかなと。後継機中心にソフトも開発されていくことが予想されるし。後継機がガン無視されるなんてPSP goじゃあるまいし・・・あ。私も被害者の一人。
ソフト ベスト3
こうして見ると3DSとの違いが明らかである。
1位は皆さんご存知のモンハン。デカイ恐竜やら動物やらを倒してアイテムを集めて、さらに主人公を強くして、さらにデカイ獲物に挑んでいく。大人気のゲームシリーズだ。私にとっては、ただ恐竜の肉を旨そうに焼くだけのゲームだったが。レビューを見るとやはり好き嫌いはあるようだ。
2位のペルソナは名作RPG、らしい。確かにレビューを見ると「仕事中にペルソナをやることばかり考えてしまう」というなかなかのジャンキーもいるよう。「やりこみ」という言葉がピッタリのゲームのようだ。3位も名作RPGのリメイクだ。
結論。PSPはゲーマーのための「ガッツリやりたい」ゲーム。とにかく長時間やりこんで楽しむ。考えてみれば、電車やバスで所構わずゲームに熱中している人はほぼPSPをやっている。となると、逆にゲーム初心者にはなかなかハードルが高いのかもしれない。自分がゲーマーだ、もしくはゲーマーになる要素があると思うなら買い。
「携帯ゲーム」と一言で括ってしまったが、3DSとPSPには非常に大きな違いがありそうだ。
ゲームボーイアドバンス
なぜ今頃?と言われてしまいそうだが、なかなかどうしてゲームボーイアドバンス(以下GBA)は「名作」の呼び声が高い。
本体は通常のGBAのほか、SPとミクロがある。上の写真はミクロのファミコンカラーというものだが、何とこれが新品だと約2万5000円で売られている。生産が終了し、プレミアがついたのが原因だとはいえ、3DS LLよりもPSP VITAよりも高い。これだけでもGBAが他2機種と並ぶ存在であることがわかっていただけるであろう。ちなみにGBAやSPであれば中古で良品を1000〜3000円で買うことができる。
ソフト ベスト3
- 「MOTHER 1+2」
- 「FINAL FANTASY VI アドバンス」
- 「FINAL FANTASY V アドバンス」
意外な結果だった。「誰でも出来る」イメージがあった任天堂だったが、GBAに関しては違う結果だった。思うに、当時はまだゲーム人口が少なく、いくら任天堂とはいってもまだまだゲーマー向けに展開をしていたのだろう。スマホもない時代。ゲームをする人は確かに限られていたように思う。
1位から3位まで誰もが知っている大名作のリメイクである。4位以下もマリオブラザーズ、逆転裁判、ファイアーエムブレム、リズム天国、メイドインワリオ、ポケモンといまだに人気の名作が続くのを見ると、今後作品が出ないGBAでも十分過ぎるほど遊べると確信した。
結論。「誰でも出来る」「ガッツリやりたい」ゲームが揃っている。簡単ミニゲーム集から名作RPGのリメイクまで。ただ、最大の欠点は今後作品が出ない点。流行に乗っからなくても良い人は買い。
答え
今更当たり前の事を言うようだが、それぞれの機種に一長一短がある。
【3DS】
価格:約1万4000円〜1万9000円
誰でも出来るゲームが揃っており、「ゲームやってみようかな」という方にオススメ!
【PSP】
価格:約1万4000円〜2万円
熱中出来るゲームが揃っており、「外でもガッツリゲームがしたい」という方にオススメ!
【GBA】
価格:約1000円〜2万5000円(含中古)
誰でも熱中出来るゲームが揃っており、「あの作品をやってみたい」という方にオススメ!
個人的には、携帯ゲームをどういうポジションに置くかと考えたときに、ガッツリゲームがしたい時には家にPS3があるため、気軽に出来るものとして取り入れたい。そう考えるとPSPは脱落。かと言って、ひねくれた私に村を作ったり、仮想現実での人生を楽しむことも厳しい。3DSも脱落。結果、私が買うならGBA。中古で揃えればコストパフォーマンスがかなり良さそうだ。また、購入した際は後記したいと思う。